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黒ビールの定番!アイルランド・ギネスビールの美味しい飲み方の5つのコツ!

time 2018/02/22

黒ビールの定番!アイルランド・ギネスビールの美味しい飲み方の5つのコツ!

皆さんビールはお好きですか?私は大好きです!

ところで日本で飲まれているビールは、ピルスナースタイルというチェコ生まれのビールがほとんどなのはご存知ですか?

このピルスナーも美味しいのですが、時にはちょっと変わったビールを飲みたい………そんな時は黒いビール・黒スタウトはいかがでしょうか?最近だとスーパーでも取り扱っているところが増えてきており、目に付きやすい黒ビールが「ギネス」という有名な黒スタウトです。

このギネス、美味しく飲むには少しコツがあります。早速紹介いたしましょう!

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~ギネスビールを美味しく飲むコツ~

1、買う時は缶のものを用意しましょう!

多分なかなか実物では見かけないとは思いますが、ギネスにも瓶に入っているものが存在します。ですが出来ればギネスは缶のものを購入しましょう。というのも、ギネスの330ml缶の中にはフローティング・ウィジェットという直径3cmぐらいのプラスチック製のボールが入っています。このボールには窒素ガスが封入されていて、缶を開けるとウィジェットの小さな穴からガスが放出されきめ細かい泡をつくることが出来る仕組みになっています。

ビールの楽しみの一つはやはり泡ですから、より良い泡のために缶ビールを選んでみましょう。

2、飲む時は3時間以上冷やしてから飲む!

上記で書いたウィジェットですが、欠点が一つあります。それは3時間以上冷やさないとウジェット内の気圧が高くなりすぎて、缶を開ける時にビールが噴出してしまう恐れがあるのです。

なのでギネスビールを飲む時は冷蔵庫で3時間以上冷やしてから飲みましょう!

 

3、乾燥させた常温の専用グラスか、大きめのグラスを使用しましょう!

缶から直に飲むのは決してオススメしません。これはどのビールでも同じことですが、特にギネスビールはアイルランドでは「目で飲むビール」とまで言われています。ですからキレイな大きめのグラスで、ゆっくり注がれる美しいギネスビールを堪能しましょう。

 

4、平らなところで缶を開け注いだら、119.5秒待つ!

3時間冷やしたギネスビールを平らなテーブルで開けたら、グラスを45度に傾けそこにビールをゆっくり注ぎましょう。上手く注げたら、そこでもう一辛抱。119.5秒待ちましょう。

これは「カスケード(小滝)ショー」と呼ばれるもので、注いだ時のビールの泡立ちがギネスビールの最も楽しいところです。中心部で泡がゆっくりと上昇し、グラス面に沿った周辺部では泡が波模様を描きながら落ちていく、この泡が落ち着くのに掛かる時間が119.5秒なのです。

 

5、男らしく、地平線を見つめるように飲む!

注ぎ終わり、カスケードショーを楽しんだらいよいよギネスに口をつけましょう。この時オススメなのは男らしく立って飲むことです!

きちんと地に足を着き、姿勢を正します。そして視線は真っ直ぐ地平線へ。グラスを覗き込むように飲む姿はギネスでは情けないのです。肘を上げて飲むのが通なのです!

………と、昔ギネスビールの偉い人が言っていたのです(笑)

実際のところこれにもちゃんと理由があり、ギネスビールの泡はビールの酸化を抑えるフタの役割があるので、泡ばかり飲んでしまうとビールがすぐに美味しくなくなってしまいます。そこでグラスを上手く傾けてビール自体を上手く飲む必要があるわけですね。

 

ギネスに込められた故郷への思い

今では世界中で飲まれているギネスビールですが、その誕生にはギネス創業者アーサー・ギネスの故郷にかけた思いがあったと言われています。

彼が生きていた18世紀後半のアイルランドは、イングランド(イギリス)の支配下にありました。この頃アイルランドではポーターという黒いエールを主に醸造されていたのですが、イングランド醸造業者のほうが税金などの面で有利で、アイルランド醸造業者は勝ち目がありませんでした。そこでアーサー・ギネスは創業当初から今のギネスビールの原型であるアイリッシュ・エールのみを醸造し、これが軌道に乗りました。

ですがアイリッシュ・エールをアイルランドだけで売っても頭打ちでした。そこでこのエールをイングランド・ロンドンで販売したのです。するとロンドンでさらに大ヒット。

この時ギネスビールの瓶のラベルには今と同じハープのイラスト。これはアイルランドの国章でした。自分のビールに自分の国章をつけたのは、きっと「アイルランドらしい味でイングランドを見返してやりたい」………そんな思いが込められていたのではないでしょうか。

 

今夜もしギネスビールを飲む機会がありましたら、故郷のために作られたビールに是非乾杯してみてください。

 

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