2018/05/06

日本酒や焼酎などをいただく場合、1合とか1升とか「合」「升」などの単位を使いますが、ビール専門店とかパブにいくとビールは1パイントとか1ハーフパイントなどの「パイント」という単位がメニューに書かれていることが多いですよね。
このパイントってどのくらいなんだ?と悩んだことはありませんか?
私も友人につれていかれた立ち飲みパブでメニューにパイント、ハーフパイントなどの単位があり、???という感じでした。
そこで、お酒にまつわるいろんな単位・容量をまとめて紹介したいと思います。
sponsored link
日本酒・焼酎など日本の単位「勺(しゃく)」「合(ごう)」「升(しょう)」
最近は日本酒専門の居酒屋チェーンなどもできて海外のお客様からも楽しまれている日本のお酒ですが、日本の単位をつかって量られています。お米を炊くときも3合炊くとか、「合」の単位をつかってますよね。そこで、改めてこの単位をまとめてみました。
- 勺=約18ml(おちょこ1杯)
- 合=約180ml(=10勺)
- 升=1800ml(=10合)
- 斗=18L(=10升)
18Lの「斗」という単位は、業務用のたれとか洗剤とかが入れられている一斗缶のイメージが強いかなと思います。
また、日本酒や焼酎など、一升瓶以外に最近は四合瓶(しごうびん)で販売されていることも多いようです。
ビールなどの単位「pint(パイント)」
ビールの専門店やパブ形式のお店のメニューにでてくる、ビールの単位「パイント」。実はこれ、「US(米)パイント」と「UK(英)パイント」があるんです。アメリカ英語とイギリス英語みたいな感じですかね。
- USパイント=約473ml
- UKパイント=約568ml
居酒屋でなじみのある中ジョッキは、お店によって多少の違いはあるものの、だいたい350~380mlくらいなので、それよりも多いことになりますね。
ワインの容量
ワインボトルには、なで肩のブルゴーニュ型、いかり肩のボルドー型、細長いドイツのライン、モーゼル型などいろんな形がありますが、サイズは750mlと決まっています。とても中途半端な感じがするサイズですが、イギリスで使われていたガロンという単位の影響をうけているようです。
1ガロンは、約4.5Lでワインボトル6本分、ワインボトル1ダース(12本)で2ガロンになり、出荷するときの計算にちょうどよかったという説があります。
ところが、日本産のワインの場合、ボトルのサイズは750mlではなく、720mlが主流になっています。
それは、日本酒や焼酎のサイズに影響をうけているのですが、ちょうど4合にあたるサイズが720mlなんです。日本酒でもつかわれるビンのサイズをうまく流用したんですね。
ワインの容量をざっとまとめると、こんな感じ。
- ワインボトル 750ml
- 日本産ワイン 720ml(4合)
- パーティーなどでつかわれるマグナムボトル 1500ml(通常のボトルの2倍)
お酒のグラスの容量
お酒にまつわるサイズというと、いただくグラスにもいろんな形、サイズがありますよね。
ワイングラスひとつとっても、大きさはさまざまだったりするのですが、グラスの種類とサイズをまとめてみました。
- ロックグラス 180~300ml
- カクテルグラス 90ml
- シャンパングラス 120ml
- タンブラー 240~300ml
- ワイングラス 150~200ml
お酒にまつわる単位・容量をまとめると・・・
- 日本の単位「勺」「合」「升」
- ビールの単位「USパイント」「UKパイント」
- ワインボトルは750ml、ただし日本は720ml(4合)が多い
- お酒のグラスの容量は90~300mlと用途によってさまざま
この4種を覚えておくと、お酒をオーダーするとき、飲むときの大きさのイメージがつくかなと思います。
一般には、日本酒1合(ワイングラス1.5杯、ビール中ジョッキ1.5杯)をいただくと、アルコールが抜けるのに3~4時間かかるといわれているので、お酒に強い人はこれに限らないけど、そうではない人は参考にしてお酒をいただく量を調整してみるといいですよ。お酒はたのしくほどほどに・・・ですね。
