2018/05/06

ワインといえば、フランス、イタリア、ドイツなどのヨーロッパの国でつくられているイメージが強いですよね。
近年は南アメリカ大陸のチリ産ワインなどが安くておいしい代表格にもなってきていますが、チリよりもずっと古くからワインづくりをしていたのが、南アフリカ共和国なんです。
私も以前は、安くておいしいワインといえば、チリよりも南アフリカのイメージが強かったんです。
アフリカでワインづくりというのは、ちょっとビンとこないところはあるのですが、南アフリカの生産の中心地となっている西ケープ州は、夏は温暖で乾燥していて、冬は涼しくて雨が降る地中海性気候の土地で、南フランスと似ていてぶどうがよく熟すんです。
アフリカというとサバンナなイメージが強いのですが、南アフリカの西ケープ州は、南緯33度にあって、ワインづくりに適しているといわれる、北緯・南緯30度~50度で、平均気温10度~16度の地域の中に入っているんですよね。この地域はワインベルトと呼ばれています。
ちなみに、赤道を挟んで、北・南緯25度の地域はコーヒーベルト、それよりも赤道に近い、北・南緯20度の地域は、カカオベルトと呼ばれています。原材料の栽培に適した地域を知るといろいろ面白いですよね。
そこで「南アフリカワインが初めての人でも楽しめる、おすすめの銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
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「ロバートソン・CR・No.1シャルドネ」
シャルドネをつかってつくられた、辛口の白ワインです。
柑橘類やピーナッツのような濃厚な香りと、バターなどのクリーミーでなめらかな味わいが感じられます。
価格は3000円台ですが、それ以上の味を感じられますよ。南アフリカワインがはじめての人には、味わってほしいワインです。
「ポールクルーバー シャルドネ」
こちらもシャルドネをつかってつくられた、辛口の白ワインです。
柑橘類、樽やナッツを思わせる香りとやや強めの酸味などが複雑に絡み合ってバランスのとれたワインです。
ちょっと酸味が強いので、白ワイン好きな人や、白ワインを飲みなれた人におすすめです。
「パンゴリン・シラーズ」
南アフリカの赤ワインでつかわれる、シラーズというぶどう品種をつかってつくられた赤ワインです。
シラーズはスパイシーで果実味が豊かなものが多く、こちらのワインも同様、ブラックベリーを感じさせる濃い香りと、ブラックペッパーのようなスパイシーな香りが印象的です。
飲み口はとてもすっきりしているので、とても飲みやすくおすすめです。
「グレネリー エステートリザーブ レッド」
シラーズ、カベルネソーヴィニョン、メルロ、プチヴェルドをブレンドしてつくられた赤ワインです。
シラーズがブレンドされていることで、渋み以外に、カシスのような果実味とキャラメルのような香ばしい香り、スパイスな風味を感じることができます。
濃厚な味わいながら、とてもなめらかでエレガントさを感じることもできる赤ワインです。
南アフリカワインが好きになるおすすめの銘柄をまとめると・・・
1.白ワイン「ロバートソン・CR・No.1シャルドネ」
2.白ワイン「ポールクルーバー シャルドネ」
3.赤ワイン「パンゴリン・シラーズ」
4.赤ワイン「グレネリー エステートリザーブ レッド」
これが私のおすすめの南アフリカワイン4種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
南アフリカワインはフランスワインでもつかわれるぶどう品種をつかっていながら、価格は安くて味わいは変わらないというお得感のあるワインが多いんですよ。気に入った1本をみつけてみてください。
