2018/05/06

ワインを生産している国は数多くありますが、ワイン生産における新興国をワイン界では、ニュー・ワールドとよんでいます。
そんなニュー・ワールドに属するのは、アメリカ、チリ、オーストラリアなどですが、オーストラリアのお隣、ニュージーランドもニュー・ワールドの一つなんです。
ニュージーランドといえば、人よりも羊が多いとか、ラグビーが強いとか、そんなイメージだったりするのですが、国土のほとんどが、西岸海洋性気候の地域となっていて、朝晩と日中の気温差が激しく、ぶどうの熟成を促すのに適している土地なんです。そんな土地で、フランスの伝統を受け継ぎワインがつくられています。
ただ、ニュージーランドワインを目にしたこと、あまりないですよね。
それもそのはず、ニュージーランドのワイナリーは家族経営の小規模なところが多く、品質はいいのですが、生産量がすくないため、日本の市場にはあまり出回っていなくて、そのため値段が高めなんです。もちろん、現地に旅することがあれば、現地価格でおいしいワインをいただくことができますよ。
ニュージーランドのワインの主流は白ワインで、ぶどうの品種も白ワイン用のソーヴィニヨン・ブランが収穫量全体の7割を占めていて、次いでピノ・ノワール(赤)、シャルドネ(白)・・・と続きます。
そこで「ニュージーランドワインが初めての人でも楽しめる、おすすめの銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
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「クラウディ・ベイ ソーヴィニョン・ブラン」
ニュージーランドにおけるぶどう収穫量1位のソーヴィニョン・ブランをつかってつくられた白ワインです。
クラウディ・ベイはニュージーランドのワイン業界を引っ張り続けている業界の雄で、ニュージーランドの「ソーヴィニョン・ブランといえば」の地位を揺るぎないものにしています。
この白ワインの特徴はなんといってもフレッシュさと豊富な果実味。パリッとしたその味わいには夏野菜のサラダや魚料理がよく合います。
魚介のなかでも生牡蠣や白身魚のお刺身などとは相性が抜群ですので、あまり冷蔵庫で冷やしすぎないようにしていただくのをおすすめします。
「アタ・ランギ クレイグホール シャルドネ」
ニュージーランドにおけるぶどう収穫量3位のシャルドネをつかってつくられた白ワインです。
ニュージーランドでもトップレベルのシャルドネとも言われており、バランス感がとてもいいワインです。
飲み始める30分前に冷蔵庫から出して、大きめのグラスに少なめに注ぎ、ゆっくりと味わうことをおすすめします。時間がたつにつれてだんだんとワイン本来の風味が出てきて、その変化も楽しめるワインです。
魚介類からクリームソース系の料理まで、なんでも合わせやすいですよ。ただ、スパイスを多用した料理さけて、素材そのものを味わえるお料理と一緒にいただくのをおすすめします。
「グレイストーン ピノ・ノワール」
ニュージーランドにおけるぶどう収穫量2位のピノ・ノワールをつかってつくられた赤ワインです。
ワンランク上のピノ・ノワールを楽しみたい人におすすめのワインです。
そして、ニュージーランドのピノ・ノワールをいただく際、おすすめしたい料理があります。それはラム。
北海道でいただいてびっくりしたのですが、本来のラム肉は臭みも無く、柔らかいですよね。炭火焼きをしたラムとこのピノ・ノワールは最高の相性ですよ。
そのほかにも、ローストした野菜やビーフなど、また、赤身のお刺身とも、とても合います。
「ヴァリ ヴィンヤーズ ワイタキ ピノノワール」
こちらも、ピノ・ノワールをつかってつくられた赤ワインです。
赤ワインではあるのですば、BBQなどでグリルしたホタテや伊勢エビなどの魚介類、ビーフやラムなどのお肉類ととても合います。
また意外なところで、和食ともとても合うんですよ。それは、このワインがとても繊細でエレガントな特徴をもっているからですかね。
ニュージーランドワインが好きになるおすすめの銘柄をまとめると・・・
1.白ワイン「クラウディ・ベイ ソーヴィニョン・ブラン」
2.白ワイン「アタ・ランギ クレイグホール シャルドネ」
3.赤ワイン「グレイストーン ピノ・ノワール」
4.赤ワイン「ヴァリ ヴィンヤーズ ワイタキ ピノノワール」
これが私のおすすめのニュージーランドワイン4種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
