2018/05/06

ワインの産地として有名なヨーロッパですが、その中でも最も長いワイン生産の歴史を持つのが、ポルトガルです。
日本では、ポルトガルにワインのイメージはあまりないかもしれませんが、実はヨーロッパでは古くからワインづくりに注力してきた国として有名なんです。
ポルトガルのワインと聞くと、甘口のポートワインをイメージする人が多いかもしれませんね。
ポートワインは、ワインの発酵の途中でブランデーなどのぶどうを原料とした強度のアルコールを添加して発酵をとめてつくられる甘口のワインです。
また、ポルトガルワインの特徴としては、ぶどうの品種は一つのものだけをつかうのではなく、いくつかの品種をブレンドしてつくられることが多いです。そして、その品種も土着のものがおおいため、聞きなれない品種が多いかなと思います。
たとえば、こんな感じ。
赤ワイン用・・ティンタ・ロリス、トウリガ・フランカ、カステラォン
白ワイン用・・フェルナォンピレス(マリア・ゴメス)
そのため、味のイメージがなかなかつかないかもしれませんが、ぶどうの産地によって、つくられている品種が違うことが多いので、ポルトガルの中でも、産地ごとに味が異なり、いろいろ楽しめるのも、ポルトガルワインのいいところです。
そこで「ポルトガルワインが初めての人でも楽しめる、おすすめの銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
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「アフェクテュス・ドウロ」
トゥーリガ・フランカ、ティンタ・ロリスなどをつかってつくられた、赤ワインです。
ポルトガルのワイン産地の一つ、ヴィーニョ・ヴェルデにある、歴史あるワイナリーでつくられていて、果実の甘みに特徴があります。
「アフェクテュス」という名前は、英語で「愛情・親愛の情・優しい思い」という意味で、愛情をもってつくったワインを愛情をもって楽しんでほしいという思いが込められています。
ブルーベリーなどの凝縮感のあるアロマに、皮革、甘草、黒コショウなどのスパイス系の香りが折り重なった複雑な香りがします。
お料理とあわせるなら、チキンの煮込みなどがおすすめです。
「ルイス・パト レベル」
ポルトガルの黒ぶどう、バガをつかってつくられた、赤ワインです。
産地の味わいを表現するぶどう品種、バガをメインに、同じ黒ぶどうのトウリガ・ナシオナル、白ぶどうのビカルをブレンドすることで、バガの持つ酸味を心地良く感じさせる味わいになっています。
また熟成には木樽を使用していて、樽の香りやタンニンの抽出も少なく、爽やかなバランスの良い赤ワインです。
名前にある「レベル」とは、「悪ガキ」を意味していて、自由に生きたい、自らの思いに忠実にいきたい、という生産者の思いが託された1本です。
お料理とあわせるなら、赤身のお肉や焼き魚などがおすすめです。
「カザル・ガルシア・ブランコ」
アリントなどの土着品種を4種類ブレンドしてつくられた、白ワインです。
ポルトガルのワイン産地の一つ、ヴィーニョ・ヴェルデの優良なブドウ畑から厳選した土着品種をつかっており、ぶどうは新鮮な風味を保つために低温でプレスされて、果汁は温度管理の下、ステンレスタンクで発酵し、瓶詰めの前に濾過されて、低温で保管された後に出荷されています。
微発泡で繊細な味わいが特徴で、前菜や魚介類、和食との相性がとてもいいですよ。
キリッと冷やすことで、さわやかな味わいが楽しめます。
お料理とあわせるなら、てんぷらやお刺身などの和食がおすすめです。
「カザル・ガルシア・ロゼ」
ヴィニャンなどの土着品種を3種類ブレンドしてつくられた、ロゼワインです。
ポルトガルのワイン産地の一つ、ヴィーニョ・ヴェルデ地方は、ポルトガルの北部、ミーニョ川とドウロ川の中間に位置していて、北と東は山に、西は大西洋の暖流に囲まれて、夏は涼しく、冬は暖かい気候条件と、花崗岩質の土壌のおかげで、若々しいぶどうが育ちます。
こちらのワインは、そんな若々しいぶどうをつかってつくられて、ヴィーニョ・ヴェルデでは珍しいロゼワインです。
微発泡で爽やかな味わいは、ピクニックなどにもおすすめですよ。
お料理とあわせるなら、シーフードサラダや生ハムなどがおすすめです。
ポルトガルワインが好きになるおすすめの銘柄をまとめると・・・
1.赤ワイン「アフェクテュス・ドウロ」
2.赤ワイン「ルイス・パト レベル」
3.白ワイン「カザル・ガルシア・ブランコ」
4.ロゼワイン「カザル・ガルシア・ロゼ」
これが私のおすすめのポルトガルワイン4種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
