2018/05/06

ヨーロッパのワイン産地と似たような気候をもつ北海道では、寒冷地ならではの明確な四季の気候によって生まれるワインが色々あります。
北海道の気候は、ぶどうが成長する春から夏にかけては、梅雨や台風の影響が少なく、湿度も低い。しかも、昼夜の寒暖差が激しいのが特徴です。
こうした気候は、ヨーロッパ系のぶどう栽培にとって最適な条件なので、北海道はワイン専用の醸造用ぶどう品種の栽培において、日本有数の産地なんです。
私の友人は、お休みを利用して北海道のワイナリー巡りを楽しんでいました。
北海道ワインとひとくちに言っても、地域ごとにさまざまな特徴があります。
ウイスキーで有名な余市町で作られている「余市ワイン」に、北海道の中でも寒暖差が激しい十勝地方で作られる「十勝ワイン」、土壌の性質や気候がヨーロッパと酷似している富良野で作られる「ふらのワイン」など、それぞれの地域で風土を生かしたワインづくりが行われています。少し珍しいところでは、北海道の離島・奥尻島で作られる「奥尻ワイン」もあるんですよ。
さまざまなワイナリー・地域ブランドがある北海道ワインなので、いろいろ試してお気に入りの一本を見つけたいものですね。
そこで「北海道ワインのおすすめの銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
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辛口 赤ワイン「おたる 鶴沼 ツヴァイゲルト」
オーストリアのワインを代表する品種、ツヴァイゲルトを使用した、やわらかくてジューシーな赤ワインです。
北海道で栽培されるぶどうは、ドイツ、オーストリア、フランス北部などが原産の冷涼な気候を好む品種が栽培の中心となっており、ツヴァイゲルトは赤ワイン用の主力品種となっています。
熟したプラムやブルーベリーのような香りとシナモンやこしょうなどのスパイスの香り、さらに紅茶のような香りもバランスよく漂ってくるワインで、さわやかで飲みやすいですよ。
ビーフシチューやモツ煮、ジンギスカンなどの肉料理とあわせるのがおすすめです。
辛口 赤ワイン「おたるピノ・ノワール」
北海道余市町産のピノ・ノワール種をつかってつくられた、赤ワインです。
木樽で熟成された香りには奥行きがあり、口にふくむ前からワインの香りを楽しむことができます。はじめは果実味が届き、途中から程よい酸味に変わり、口いっぱいにアロマが広がります。
香りを十分に楽しむために、大きいグラスでいただくことをおすすめします。
辛口 白ワイン「グランポレール 北海道 ケルナー」
北海道の契約農家で栽培されたケルナー種をつかってつくられた、白ワインです。
酸味と甘みのバランスが絶妙で、青りんごのようなさわやかな香りと瑞々しい飲み口で、すっきりとしています。
合わせる食事は洋食だけでなく、日本料理もおすすめです。
辛口 白ワイン「北ワイン ケルナー」
北海道余市町木村農園で契約栽培されたケルナー種をつかってつくられた、白ワインです。
スズランのようなやさしい香りとりんごや桃のフレッシュな香り、ほのかに香るスパイスと、いろんな香りが広がるワインです。
口当たりはすっきりとしていて、ちょっとの酸味と柑橘系の皮のようなほのかな苦みがします。
辛口の白ワインが好きな人には、ぜひ試してほしいワインです。
甘口 白ワイン「おたる初しぼりデラウェア白」
北海道で栽培されたデラウェア種をつかってつくられた、収穫から醸造、瓶詰め工程までの間に、一切加熱処理を行わない「生ワイン」タイプの白ワインです。
アルコール度数が8.5度と、通常のワインよりも低めで、フルーティーでクセがなく、甘味もあるので、ワインが初めての人にもとっても飲みやすいワインです。
各種チーズ類やクリームコロッケ、クリームパスタなど、クリーム系の料理とあわせるのがおすすめです。
北海道ワインが好きになるおすすめの銘柄をまとめると・・・
1.赤ワイン「おたる 鶴沼 ツヴァイゲルト」
2.赤ワイン「おたる ピノ・ノワール」
3.白ワイン「グランポレール 北海道 ケルナー」
4.白ワイン「北ワイン ケルナー」
5.白ワイン「おたる初しぼり デラウェア 白」
これが私のおすすめの北海道ワイン5種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
