2018/05/06

日本のワインというと、山梨や勝沼などの地名がイメージされる人は多いと思います。
日本一のぶどうの産地、山梨県産のぶどうだけでつくられたワインが「山梨ワイン」です。山梨県は、世界から注目されるようになった「日本ワイン」の中でも、トップを走る産地です。
山梨には、ワインとしていただいても、そのまま食べてもおいしい果物がたくさんあります。その中でも代表的なのは、白ぶどうの「甲州」です。ほかにも白ぶどうでは「デラウェア」、強い香りの「ナイアガラ」などがあります。
黒ぶどうでも、生食用がメインの「巨峰」、ジュースでおなじみの「コンコード」などがあります。
ぶどうの品種は、ワイン用と生食用で系統が異なるんです。生食用では実が大きく甘いほうがよしとされ、ワイン用では実が小さく酸味があるほうがいいワインができます。
もちろん、生食用ぶどうでもワインはできますが、甘口ワインをつくることが多いのは、生食用では好まれる強い香りが、食事中にはじゃまになったり、ワインというよりジュースっぽく感じてしまうからです。しかし、食後や寝酒にワインをいただくなら、その香りや甘い味は長所に変わります。
そこで「山梨ワインのおすすめの銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
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辛口 白ワイン「甲州テロワール・セレクション 祝」
山形県産の甲州という日本固有のぶどう品種でつくられた白ワインです。
ワインは香りが華やかなものが多いですが、このワインは、香りも味わいも控えめなので、素材の味を活かした和食との相性がとてもいいです。
「祝」という名前のワインなので、お祝いのプレゼントにもおすすめです。
控えめな柑橘系の香りと繊細な味わいは、おせち料理などともよく合い、素材の旨みを引き出してくれますよ。
辛口 白ワイン「いろ 甲州辛口」
限りなく自然に近いワインづくりを追及する、日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」で、甲州をつかってつくられた、辛口の白ワインです。
ゆずやグレープフルーツの香りがして、キレのある余韻が好印象な、甲州のピュアな味わいを楽しめます。
こちらの「いろ」シリーズは、ぶどう品種の個性を純粋無垢に表現したスタンダードなシリーズです。
お食事と合わせるなら、お刺身や天ぷら、ちらしずしなどがおすすめです。
辛口 赤ワイン「アルガーノ クラン」
日本ならではの、食べてもおいしいマスカットベーリーAと、赤ワイン用フランス系品種のカベルネソーヴィニヨンをブレンドしてつくられた、辛口の赤ワインです。
柔らかな渋みとキレのいい酸味のバランスがよく、深みのある艶やかな味わいです。 口当たりはなめらかで、果実味が口いっぱいに広がりますよ。
お食事と合わせるなら、ビーフシチューやハンバーグ、焼肉、すき焼きなどの肉料理がおすすめです。
辛口 赤ワイン「ラ フィーユ トレゾワ 樽南野呂ベーリーA」
山梨県笛吹市一宮町南野呂で収穫された、マスカット・ベーリーAをつかってつくられた、辛口の赤ワインです。
「ラフィーユ トレゾワ」は、Tresor(トレゾワ=フランス語で“宝物”)の名前の通り、厳選したぶどうを丹念に醸造・熟成させた、まるき葡萄酒のこだわりが詰まったシリーズです。
南野呂は、京戸川扇状地というぶどう栽培に適した土壌に恵まれていて、水捌けもよく、昼夜の寒暖差の大きい土地です。
マスカット・ベーリーAを完熟するまで収穫を遅らせ、約12ヶ月もの間、木樽で熟成し、じっくりと時間をかけてつくられた、プレミアムな赤ワインです。
お食事と合わせるなら、肉じゃがや照焼きなどがおすすめです。
スパークリングワイン「ルミエール ペティヤン」
山梨県産の甲州をつかってつくられた、スパークリングワインです。
「ペティヤン」とは、発酵途中のワインをビン詰めする「瓶内二次醗酵」でできるスパークリングワインです。2回発酵させるシャンパーニュなどに比べると泡が弱めですが、いただいたときにお腹がパンパンに張らないので食中酒に向いています。
柑橘系のさわやかな香り、爽快でキレのいいのどごし、甲州らしい口中に残るほのかな苦味がアクセントになっている、キレのあるスッキリとした辛口です。
お食事とあわせるなら、和食全般がおすすめです。
山梨ワインが好きになるおすすめの銘柄をまとめると・・・
1.白ワイン「甲州テロワール・セレクション 祝」
2.白ワイン「いろ 甲州辛口」
3.赤ワイン「アルガーノ クラン」
4.赤ワイン「ラ フィーユ トレゾワ 樽南野呂ベーリーA」
5.スパークリングワイン「ルミエール ペティヤン」
これが私のおすすめの山梨ワイン5種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
