2018/05/06

胡椒にも似たスパイシーさと濃厚さを兼ね備えた風味が特徴のシラー種。
フランスやオーストラリア産のものが有名で、濃い赤身の肉やスパイシーな味付けの料理と相性がよく、食事と合わせていただいてもおいしいです。
でも産地によって味わいも異なってきますし、ニューワールドのシラー種のワインもいろいろあるので、どのワインがいいか選べない人も多いのではないでしょうか。
シラー種は、フランスでボルドーやブルゴーニュと並んで有名なローヌ地方が原産地です。近年では世界的に栽培面積が増えて、オーストラリアやチリ、南アフリカ、アルゼンチンなどでも栽培されています。シラー種は、産地の土壌や気候によって異なる特徴が出やすいぶどう品種です。
フランスのローヌ地方は、ローヌ川に沿った南北に細長い形をしており、北と南ではできあがるワインの種類や味わいが異なってきます。
北ローヌではシラー種のぶどうが多く栽培され、単一品種のワインも多いのが特徴で、スパイシーさの際立った、シラーらしい味わいが楽しめます。
また、南ローヌでは、複数の品種をブレンドしたワインがよくつくられています。比較的飲みやすく、果実味が強く感じられるのが特徴ですが、フランスのシラー種らしいスパイシーさも味わうことができます。
オーストラリアで作られるシラーは「シラーズ」とも呼ばれていて、オーストラリアで最も多く作られている品種なんです。
味わいは、フランスのものと違って、濃厚な果実味が強く、渋みはなめらかで、ものによってほのかな甘みも感じられるのが特徴です。スパイシーさよりは果実味を感じてみたいという人、濃厚で力強いシラー種のワインを楽しみたいという人は、オーストラリア産をおすすめします。
アメリカやチリ、南アフリカ、アルゼンチンなどのニューワールドでもシラー種のワインはつくられていて、安くて美味しいコストパフォーマンスがよいものが多く、特にチリワインは「はずれ」がないとも言われています。初めてシラーを飲むという人や、デイリーワインとして楽しみたい人にぴったりです。
そこで「シラー種の赤ワインのおすすめの銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
sponsored link
レセルバ ビトラル シラー
チリで、シラー種を100%つかってつくられた、辛口の赤ワインです。
完熟ぶどうを使用して、じっくり熟成させることで生まれた、しっかりとした果実感と、バランスにすぐれた味わいと香りが特徴です。
渋みと酸味のバランスがよく、重すぎず軽すぎない、ほどよく飲みやすいワインですよ。
サクラ シラーズ
オーストラリアで、シラー種を100%つかってつくられた、辛口の赤ワインです。
凝縮感のある果実味と酸味やスパイシーさのバランスが絶妙で、シラー種ワインとしてしっかり味わえます。
透明感のある赤紫色で、清涼感のある香り、しっかりと実の詰まった黒い果実を思わす香り、酸味も十分に感じル味わいです。
コート デュ ローヌ ルージュ
フランスで、シラー種を55%、グルナッシュを35%、その他の品種を10%ブレンドしてつくられた、辛口の赤ワインです。
ブラックベリーやプラムなどの果実香に、すみれを思わせるフローラルな香りとあわせて、豊かな果実味とスパイシーさを感じ、渋みは滑らかで心地よさを感じます。
ブリの照焼きやうなぎの蒲焼き、ハンバーグやすき焼きにも、甘さのある醤油味の和食にも合わせやすいところがおすすめです。
ウッドカッターズ シラーズ
オーストラリアで、シラー種を100%つかってつくられた、辛口の赤ワインです。
シラー種のオーストラリアワインをしっかり楽しむなら、こちらのワインはまちがいありません。
香りはブラックベリーやリコリスで、それにチョコレートのような甘味があり、オーストラリアワインらしい果実味を存分に味わうことができます。
クローズ エルミタージュ ルージュ
フランスで、シラー種を100%つかってつくられた、辛口の赤ワインです。
胡椒のようなスパイシーさが楽しめ、濃厚でコクたっぷりでありながらエレガントさも兼ね備え、まさしくローヌ地方のシラー種といった味わいです。
飲み比べにも最適な、代表的なローヌワインです。
スパイシーな香りの強いワインなので、しっかり胡椒を効かせたステーキなどが相性抜群です。じっくりローストした肉なら香ばしさがプラスされて、マリアージュが楽しめますよ。
シラー赤ワインが好きになるおすすめの銘柄をまとめると・・・
1.レセルバ ビトラル シラー
2.サクラ シラーズ
3.コート デュ ローヌ ルージュ
4.ウッドカッターズ シラーズ
5.クローズ エルミタージュ ルージュ
これが私のおすすめのシラー赤ワイン5種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
