2018/05/06

「超辛口」「淡麗」「シャープな飲み口」などと聞くと、なんとなくビールをイメージしませんか?
実はこの言葉、日本酒でも使われることがあるんです。
日本酒には、日本酒度という味わいを示す数値があって、一般的にはこの数値が+になればなるほど辛く、マイナスになればなるほど甘いとされています。
日本酒度が+10を超えてくると、「超辛口」「淡麗」「シャープな飲み口」という言葉が頻繁に使われているようなので、チェックしてみてください。
そこで「超辛口の日本酒のおいしい銘柄って何だろう」と思って試したおすすめの銘柄を紹介します!
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くどき上手 ばくれん 日本酒度+20
山形県鶴岡市の亀の井酒造でつくる日本酒です。
「ばくれん」は、全国の特約店の中でも約10店舗しか取り扱うことのできない限定酒で、これまでの「くどき上手」のイメージとは大きく異なる、日本酒度+20の超辛口吟醸酒です。
しっかりとしたキレを感じる味わいは、超辛口の名に相応しく、焼肉やホルモン焼きといった、料理と一緒にいただくと、そのスパッとしたキレが、口から油を削ぎ落とす感覚を楽しむことができます。
食中酒としておすすめです。
春鹿 純米 超辛口 日本酒度+12
奈良の地酒です。
「超辛口」という言葉は、春鹿が先鞭をつけて使い出したそうで、試行錯誤の結果、ギリギリのところで米の味わいも残す日本酒度が、この+12という数値だったそうです。
「超辛口」という名前だけを聞くと、凄く辛いお酒を想像しがちですが、飲んでみたら程良い辛さで、どちらかと言うとキレイと言う表現がぴったりです。
米の旨みも残っているので、ただキレが良いだけではなく、米の旨みや甘みもほのかに感じることができます。
トータルで、超辛口ながら、バランスの良いお酒です。
いろんな料理と相性がいいので、いろいろ試してみてください。
刈穂 気魄の辛口 日本酒度+25
秋田県の秋田清酒でつくる日本酒です。
超辛口の日本酒が人気の刈穂ですが、その中でも、 「超弩級 気魄の辛口」は日本酒度+25、アルコール度 17〜18%です。
ただ辛いだけではなく、重厚な味わいと、力強いキレは、どっしりとしながらもしつこくありません。
ラベルからも伝わるその渋さから、日本酒らしい日本酒といえるかと思います。
来福 純米吟醸 超辛口 日本酒度+18
茨城県の来福酒造でつくる、茨城県産ひたち錦を使った、純米吟醸の超辛口酒です。
香りは極力抑えられ、味わいはシャープさとキレのバランスがとても良いのが特徴です。
料理の香りを邪魔せず、バランスの良い味わいは、どんな料理とも合いますよ。
冷酒からお燗まで、どの温度帯でも美味しくいただけます。
温めると、このお酒の持つ柔らかさが引き立ちます。
長良川 超辛口+20 日本酒度+20
岐阜県の日本酒です。
「旨口」の新タイプ日本酒を目指して誕生した、「甘い辛い」の表現を超えたお酒です。
この「旨口」の秘密は、発酵自体の自然終息という完全発酵にあります。
極限まで発酵させてのみ醸しだされる、糖分の少ない、長良川蔵ならではのこだわりがあります。
綺麗な水が引き立てた、この日本酒の旨みは、飲むと同時にほっと安らげるような、そんな味わいです。
森乃菊川 本醸造辛口原酒 日本酒+20
宮城県仙台市に蔵を構える森民酒造がつくる日本酒です。
日本酒度は+20で、香りはハーブのように爽やかです。
味わいは口中をキリリと引き締めてくれ、後味はスキっとシャープなキレで爽快感が残ります。
米の旨みもしっかり残っているタイプなので、キレだけでなく、日本酒としての深い味わいを感じることもできますよ。
雪の松島 醸魂純米酒 日本酒度+20
宮城県の大和蔵酒造でつくる日本酒です。
糖分を極端に少なくしたこのお酒は、辛いというよりは少し軽い飲み口に感じます。
口に含むと、まろやかな旨みが程よく広がり、その後スッと消えていきます。とても飲みやすいので、日本酒初心者の人にもおすすめです。
主張しすぎない味わいなので、様々な料理をそっと引き立ててくれます。
燗にすると、まろやかな旨みがより強まり、この日本酒が持つコクを感じることができます。
超辛口の日本酒をまとめると・・・
1.くどき上手 ばくれん
2.春鹿 純米 超辛口
3.刈穂 気迫の辛口
4.来福 純米吟醸 超辛口
5.長良川 超辛口+20
6. 森の菊川 本醸造辛口原酒
7. 雪の松島 醸魂純米酒
これが私のおすすめの超辛口の日本酒7種です!
気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。
