世界のお酒BAR

楽しい珍しい刺激的な「世界のお酒の世界」へようこそ

お酒と小説が大好きな私が勧める!グラスを傾けながら読むべき本5選

time 2017/11/26

お酒と小説が大好きな私が勧める!グラスを傾けながら読むべき本5選

 

お酒を片手に過ごす静かなひと時。

疲れたからだと心を癒す優雅な休息タイムに読書というのも乙なもの。

今回は、普段から書店巡りが趣味な私のおすすめ!お酒に関する小説をご紹介します♪

 

sponsored link

1.ドラマ化された人気作!『探偵はバーにいる』

2011年に『探偵はBARにいる』というタイトルでドラマ化・映画化された人気作!

タイトルの通り、主人公は札幌にある歓楽街ススキノでバーを営んでいる男。

実はもう一つの顔として『便利屋』としての仕事を行っていた彼は持ち込まれた相談事を引き受ける。

そこから事態はあれよあれよと大きくなり、気が付けば怪しい殺人事件に巻き込まれていて……

暴力には屈せず、女運がなくともめげることはない。

どこまでも真相と解決を追い求めて駆ける主人公のハードボイルドを売りにした作品です♪

作中何度も主人公がお酒を飲む場面があり、読んでいる途中にもお酒を取りに行きたくなってしまう素敵な小説。

読み始めるときには先にグラスとお気に入りのお酒を用意するのがおすすめです。

 

映画の限定無料視聴も可能です。

2.友人を思い出し感傷に浸る!『風の歌を聴け』

 

人気作家、浦上春樹のデビュー作です。

彼の売りである、独特でどこか乾いた風がまとわりつく様な分体で描かれる、主人公とその友人「鼠」とのやりとり。

二人でビールを飲んでいるとき出会い、介抱した女性と仲良くなっていきます。

起こりうるような日常を、時の流れにそって描き出し、ともすれば退屈ともいえる日々が描かれます。

誰もが感じたことのあるような青春の一ページを、早く過ぎ去ってしまう若い日々を思い出させてくれる一冊です。

そっと一人で感傷に浸りたい夜におすすめな作品です♪

3.酒は大人の嗜み!『妖怪アパートの幽雅な日常』

 

今年アニメ化された話題作!

コメディあり、シリアスありで楽しく読める作品です。

高校生が主人公の作品ですが、そこにはたくさんの魅力的な「大人」たちが登場します。

まともでないようで、それでも思わずその生き方を認めるしかないような不思議な大人たち。

昼から酒盛りをしてみたり、夜には宴会で騒いでみたり。

人生に悩みながら生きる主人公と、自分の道を定めて歩く大人たちの対比が面白い!

若かったころの記憶を思い出し、懐かしく思いながら大人たちと同じようにお酒をくぴり。

時間の空いた休日にソファーに身体を沈めさせて読み進める時間がとても幸せ……♪

お酒や料理に関する味の描写が素敵でお腹が空いてしまいますから、おつまみのご用意を!

私のおすすめはおちょこに注いだ日本酒に干物を添えて……是非、お試しあれ!

4.酒を飲みつつ謎を追え!『テロリストのパラソル』

 

主人公はアルコール中毒のバーテンダー、島村。

ある土曜日の朝、彼が新宿の公園で1日の始まりとしてウイスキーを飲む場面から物語は始まります。

アルコールが口の中に染み入る感覚を楽しんだその直後、公園に突如響き渡る爆発音。

それは何者かによる爆弾テロ事件でした。

驚いてその場から逃げ出す島村でしたが、自分の諮問のついたウイスキー瓶を落として逝ってしまいます。

死傷者五十人以上を出した事件の容疑者と追われ始める島村でしたが、目の前で起こった事件、犠牲者の中には自分の友人がいたことも知り、真相を突き止めるために奔走します!

謎が謎を呼び、逃走劇と推理がスリルを感じさせてくれる一作です♪

小説至上初の「乱歩賞」、「直木賞」をダブル受賞!

ミステリーや謎解き小説としても評判が高い一冊です。

先が気になりすぎて、お酒を片手に飲んでいたら思わず飲みすぎてしまいました……。

夜更かし、飲みすぎともにお気を付けを!

5.貴方にとってはどんな物語?『世界の果てのレゲエ・バー』

ニューヨークのバーが舞台の傑作小説。

主人公は高校生のコオ。彼は父親の転勤によってニューヨークへと引っ越してきました。

楽しさを感じられない学校を抜け出して、彼が辿り着いたのは怪しさと心地よさが共存したとあるレゲエ・バー。

自分の居場所はどこだろう?趣味を通じて、恋を経験して、夢を抱いて……。

17歳という不安定な年ごろにあるコオが、時の流れにうろたえながらも成長していく青春の一幕を描いています。

私は日本から出たことがないのでニューヨークについては詳しく知りませんが、主人公を取り巻く状況の中に多くちりばめられた要素が、物語を味わい深くしてくれています。

知識がなくても楽しめる、人によって刺激される感性が変わってくる奥深い一冊。

読み終わりにはそっとお酒を一口……さて、誰かに貸して読んでもらおうかな?

そんな気分にさせてくれる、お酒のように味わい深い作品です♪

お酒に関する小説のまとめ

 

1.ドラマ化された人気作!『探偵はバーにいる』

2.友人を思い出し感傷に浸る!『風の歌を聴け』

3.酒は大人の嗜み!『妖怪アパートの幽雅な日常』

4.酒を飲みつつ謎を追え!『テロリストのパラソル』

5.貴方にとってはどんな物語?『世界の果てのレゲエ・バー』

 

どれもこれも読んでいるうちにお酒が飲みたくなってくる小説ばかり♪

有名な作品が多いので、書店で少し探してみればきっとすぐに見つかります。

いつもよりもゆったりとしたひとときのおともに、ぜひぜひおすすめですよ♪

 

sponsored link

コメントを残す



sponsored link