2018/05/06

日本を問わず世界各国で愛されるお酒、『ビール』。
普段から色々な種類を飲む私もよく家で飲んでます♪
そんなビールの中でも有名なのが「ピルスナー」と「エール」の二つ!
でも、それって何が違うの……?
首を傾げているそこのあなた!今回は「ピルスナー」と「エール」について、詳しく解説します!
この記事を読めば、あなたもビール愛好家の一歩を踏み出せるはずです!
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一番に大きな違い!発酵について
ピルスナーとエールを分けるうえで一番大きな違いは、その『発酵方法』。
まずはその発酵の仕方について解説します♪
まず、ピルスナーというのは実は『ラガー』というビールの分類の中の一種なんです。
ラガーとは、「下面発酵」という方法で作ったビールの名称です。
「下面発酵」という名前は、発酵が進むにつれてビールの酵母が下に沈んでいくことからつけられました。
低い温度で長い時間をかけて発酵させるこの製法は非常に管理がしやすく、
中世頃に開発されてからすぐに全世界に広まりました。
現在では世界各国でこのラガービールを飲むことができます。
それとは逆に、『エール』というのは「上面発酵」で作られたビールの名称です。
「上面発酵」は「下面発酵」とは逆に、発酵が進むにつれて酵母が上に浮いてくることからつけられた名前です。
高い温度で短い時間の間に発酵させるこのやり方は、古くからあるビールの製造法で、主にイギリスを中心に発展していきました。
ラガーの製造法が開発されてからも、こちらを好んで作る地域もあるほど、根強い人気があります。
日本でよく飲まれているのは?
さて、ピルスナーとエールの違いについてご紹介しましたが、
では日本で普段飲まれているのはどちらでしょう?
正解はピルスナー!
上の方でもいった通り、下面発酵は長い時間をかけて行うため、雑菌の繁殖を抑えることができます。
安定した品質のものを量産する上で非常に都合がいいんですね。
例えば『アサヒスーパードライ』や、『エビス』、『麒麟』。
有名どころのこれらはぜーんぶピルスナーに分類されるビールです。
今手に持っている缶を見ながら、「へぇ~!」と感嘆しているそこのあなた!
ではエールは日本で売っていないのかな?というと
そういうわけではもちろんありませんよ!
日本国内でもエールを専門に作っている会社や、ラガー、エールともに製造している会社もあります。
お酒コーナーでちょっと注目して探してみると、すぐに見つかるはずです♪
爽やかなのどごし!ピルスナーの味わい
さて、では次にピルスナーとエールそれぞれの味わいについてお教えします!
とはいっても、作っているメーカーさんによっても味は異なってきます。
ここでお教えできるのはあくまで、大体に共通する味わい、ってことになります。
まずピルスナーについて!
普段ビールをよく飲む人でしたらわかるかと思いますが、のどごしが爽やかで何杯でも飲めてしまうようなあっさりした味が特徴です。
また、バラにも似た華やかな香りと麦芽の甘みが人気の理由でもあります。
ただし、日本で売られている有名なピルスナービールは、発酵が進んでいるため、当分は完全に酵母によってアルコールと炭酸に分解されてしまっています。
そのため、甘さは控えめで、爽やかさと苦みが利いたのどごしが魅力!
仕事上がりの一杯が体に染みわたるのを思い出し……あぁー、今すぐにでも飲みたくなってきちゃいます♪
芳醇な香りと甘味!エールの味わい
次にエール!
こちらは短い時間しか発酵させないために独特の甘みと濃厚さがあります。
ピルスナーに比べると飲みごたえがあるのが特徴で、いかにもお酒を飲んでいる、という
満足感を得たい方におすすめです!
ピルスナーに比べると、香りは爽やかさよりも麦芽の甘っぽいのが際立ちます。
のどごしを表現するならば、甘味や後味から言ってコーラに近いものがありますね。
日本で多く売っているビールとは少し違った味わいで、ビールの苦味が苦手な人にも一度挑戦してみてほしい味わいです♪
ピルスナー派?エール派?ビール愛好家のすすめ
さて、今回はビールの中でも有名な『ピルスナー』と『エール』の違いについて紹介しました♪
1.一番に大きな違い!発酵について
2.日本でよく飲まれているのは?
3.爽やかなのどごし!ピルスナーの味わい
4.芳醇な香りと甘味!エールの味わい
日本で普段から飲むとするとこの2つのどちらかとなりますが、銘柄によっても味わいは違います!
ここでご紹介した知識をもとに、ぜひぜひ自分の好みの味わいを探して、ビール愛好家への第一歩を踏み出してください♪