2018/05/06

galleria vittorio emanuele / paul bica
イタリアのミラノといえば、ファッションの街。でも、ミラノの街の歴史、美術、建築も見逃せません。ミラノ旧市街には、沢山観光するところがありますが、ミラノで発祥したお酒があります。今回は、おしゃれな街で出会った、世界一苦いお酒と言われるフェルネット・ブランカの歴史から美味しい飲み方までご紹介します。
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世界一苦いお酒
フェルネット・ブランカの歴史
Fernet Branca / @jesusdehesa
世界一苦いお酒と言われている薬酒系のお酒、フェルネット・ブランカ。1845年にイタリアで誕生しました。現在に至るまで、ビターリキュールの代名詞として、ヨーロッパやアメリカで好まれています。
フェルネット・ブランカの成分
お酒の名前であるフェルネットは、アルプス地方で取れる薬草の抽出液で作られている薬の名称を指しています。この独特なフレーバーは、約30種類にものぼるハーブ類から出来ています。例えば、ゲンチアナ、カモミール、リコリス、ジンジャー、サフラン、リュバブ、東洋系スパイスなど、世界各地のハーブが入っています。これらをワインとブランデーの混合液に漬け込み、その後1年間オーク樽で熟成させたリキュールです。アルコール度数は、39度もある強めのお酒です。カラメルで着色しているので、黒っぽい色です。
フェルネット・ブランカの味
主に、消化を助けるために食後酒として飲まれます。フェルネット・ブランカをそのまま飲むと、苦いというか苦すぎます。私は、はっきり言って、こんなに苦いお酒を今まで飲んだことがありませんでした。強いて言えば、イソジンのうがい薬の味がしました。罰ゲームにふさわしいお酒ですが、苦味が美味しく思う瞬間があり、ハマるとクセになります。このフェルネット・ブランカは、ロックで飲むには厳しいので、いくつかレシピをご紹介します。
フェルネット・ブランカの飲み方
1980年代に入り、ソフトドリンクを混ぜて、カクテルしたことで、脚光をあびるようになりました。
ポピュラーな飲み方は、オレンジジュース、ソーダー、コーラなどを入れるようです。私は、試しにコーラで割ったのですが、美味しく飲むことが出来ました。エスプレッソを入れて飲むこともあるそうで、よりビターになるそうです。
ロックは無理⁉︎?世界一苦いお酒を使ったカクテル
フェルネット・ブランカは、そのままで飲むには苦いので、このお酒を使ったレシピを紹介します。
・フェルネット・ブランカ 60ml
・オレンジジュース 30ml
これらをシェイクして、ソーダーで割ると、ヨーデル・ハイボールが出来上がります。
他にも、飲みやすい飲み方があります。フェルネコークと呼ばれる、コーラを混ぜたもの。
フェルネコークの作り方
・フェルネット・ブランカ 18ml
- コーラ 72ml
苦味のあるコーラに早変わり!何度か飲むうちに、この苦い不思議な味にハマる人が続出します!ぜひ、オレンジジュースやコーラを混ぜて、世界一苦いお酒フェルネット・ブランカを試してみてください。
まとめ
ミラノで出会った、世界一苦いお酒!現在に至るまで、ビターリキュールの代名詞として知られているフェルネット・ブランカ!今回は、フェルネット・ブランカの歴史から飲み方に至るまで、ご紹介しました。フェルネット・ブランカは、世界で一番苦く薬酒系のお酒と言われています!フェルネットは、アルプス地方で取れる薬草の抽出液で作られている薬の名称を指しています。この独特なフレーバーは、ゲンチアナ、カモミール、リコリス、ジンジャー、サフラン、リュバブ、東洋系スパイスなどの約30種類にものぼるハーブ類から出来ています。これらをワインとブランデーの混合液に漬け込み、その後1年間オーク樽で熟成させたリキュールで、アルコール度数39度もある強めのお酒です。
主に、消化を助けるために食後酒として飲まれます。フェルネット・ブランカは、ロックで飲むには、苦すぎます。私が、このお酒を初めて飲んだ時は、イソジンのうがい薬の味がしました。罰ゲームにふさわしいお酒ですが、ハマるとクセになります。オレンジジュースやコーラを混ぜると飲みやすくなり、美味しいですよ。ぜひ、試してみてください。