2018/05/06

自分の好きな味、好きなワインはなんとなくわかったけれど、お店の人にどう伝えたらいいかと悩んだことはありませんか?
この品種が好きだと言ってもらえれば、伝わることが多く、大きな外しはないです。
ですが、カベルネ・ソーヴィニヨンらしくないライトなものというように、ワインによっては品種の特徴が薄いものもあったりするんですよね。
そんな時に基本の品種の特徴とワイン界の中でよく使われる言葉をもってすれば、自分好みのワインを持ってきてもらうことが可能になります。
今回はその魔法の言葉を紹介していきたいと思います。
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重いワイン?軽いワイン?
「このワイン(ボトル)重いね」なんて親父ギャグが飛び交うようなお店でしたが、最もお客様から言われるのが、重いワインが欲しいという言葉。
赤ワインといえば、フルボディ、重いワインがおいしいというのが根強い感じがしますね。
白にも表現されなくもないですが、赤に使われることが圧倒的に多いです。
口に含んだ時に濃厚であったり肉厚なら重い、もしくはフルボディと表されます。
軽い、ライトボディやミディアムボディの場合、サラッと水のような口当たりであったりフレッシュなかんじの時に用いられる言葉です。
重いワインの方がアルコール度数も高めのものもあるので、初心者の方には軽いワインから入るといいかもしれませんね。
複雑なワイン
味が複雑かどうかということなのですが、ワインそのままの味がする造りたてのワインよりも熟成されたワインの方が味が複雑といえます。
1種類の品種から造られたワインよりも数種類の品種がブレンドされたワインの方が複雑だといえます。
単一品種に自信がないから混ぜるんじゃないの?という人もいましたが、毎年差の出ないワインを造るためにブレンドするということもあるので、どちらがいいとか上ということはないんですね。
渋みのあるワイン
こちらも「重いワイン」と争うくらいに多くお店で言われた言葉です。
ということは、赤ワインを表すのにとても分かりやすい言葉ともいえます。
渋みというのはタンニンの量になります。
タンニンは果皮や種子に含まれるので、赤ワインにはタンニンが多く、白ワインにはほとんどないということですね。
樽の熟成でもタンニンは出るので、樽熟成のワインは渋みが強いかもと覚えておくといいと思います。
渋みはだんだんと弱くなるので、ヴィンテージによっては渋みが少なく、複雑な味わいのワインもあります。
樽香のするワイン
樽の香りってどんな香りなんでしょう?
よく表現されるのは、チョコレート、アーモンド、スパイス、トーストなんて聞きます。
なんとなく香ばしいかんじです。
本当に樽の香りのものから、ステンレスタンクにオークチップと言われる木のチップをいれたものもあります。
昔はこのチップをいれたものは味がちぐはぐして上手くいかなかったこともあるそうなんですが、今は技術の向上でそれも可能になっているんですね。
できればきちんと樽を使って熟成している造り手さんのワインを飲んで、好き嫌いを判断することをオススメしたいです。
酸味のあるワイン
白ワインで表現されることが多い言葉です。
乳酸のような酸味とフルーツにあるような酸味の2つに分かれます。
マイルドな酸味か、シャープなすっきり酸味かというのは、シャルドネ種には両方あるので、どちらが好みか分かるといいと思いますよ。
果実味のあるワイン
ジューシーなワインとも表現される果実味。
ブドウ本来の味わいという意味合いで使われることが多いです。
似たような言葉にフルーティがあります。
これは香りを表すので、フルーティな香りで辛口というようなフレーバーワインのこともあります。
まとめ
ワインの特徴を表す言葉として
- 重いor軽い
- 複雑
- 渋味
- 樽の香り
- 酸味
- 果実味もしくはジューシー
- (香りはフルーティ)
それからおまけで「上品」という言葉があります。
味わいの表現によく聞かれ、質のいいワインであったり、出来栄えのいいワインという褒め言葉のようなかんじです。
そういうワインの勧め方をされたら、上記の言葉を使って自分の好みの味に近いか聞いてみるということもできます。
この7種類の言葉を使いこなせば、お店の人に伝わります。
品種をからめて使うと、より自分好みのワインと出会える可能性が広がります。
是非、試して、ワインの世界を広げてもらえたら嬉しいです。
