2018/05/06

「マリアージュ」というと、ワインと料理の組み合わせを想像しますが、最近はお酒と料理の組み合わせ全般で使われるようになりました。有名なところでは、赤ワインには肉料理、白ワインには魚介料理になりますね。
私の場合、ワインパーティーでワインとチーズのマリアージュを楽しむことがあり、1本1本のワインにそれぞれにあうチーズが組み合わされていて、それぞれを別々に楽しむときには味わえない「マリアージュ」ならではの味を知り衝撃を受けました。
ただ、いったいどんな組み合わせがいいのか、ひたすら試すというわけにもいかないですよね。
そこで「日本酒と組み合わせることでより楽しめるようになる料理はどんなものがあるか知っておきたい」と思って実際に試した、マリアージュを紹介します!
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料理の味・香りと日本酒の味・香りを合わせる
日本酒だけではなく、マリアージュを試すときの基本は、料理の味・香りとお酒の味・香りがなるべく近いものを選ぶと間違いない組み合わせになります。意外性はすくないですが、最初の段階では、この基本にあわせるといいですよ。
料理をベースに日本酒を選ぶ場合は、こちらを参考にするといいと思います。
味が濃い&香りが高い → 長期熟成酒
味が濃い&香りが低い → 純米酒
味がうすい&香りが高い → 大吟醸酒・吟醸酒
味がうすい&香りが低い → 本醸造酒
豚骨のような味がしっかりした料理の場合、純米酒を選ぶとよいことになりますね。
日本酒マリアージュ定番の魚介料理
日本酒にあわせる料理といえば、お刺身などの魚介料理が思い浮かびます。
魚介料理にあわせる日本酒は、「淡麗辛口」のお酒がおすすめです。
「淡麗辛口」の日本酒は、後味がすっきりしていて、キレのある味なので、味付けがうすく淡白な味わいのものが多いお刺身やお寿司、焼き魚などに合います。
また、辛口の白ワインでも同じようなマリアージュが楽しめますよ。
私のおすすめは
からくち 浦霞
純米吟醸 酒楽(淡麗辛口) 玉乃光
お肉料理にはしっかりした味の純米酒
お肉料理には赤ワインがあうとされているように、日本酒の場合も味のしっかりした「純米酒」が合います。料理の味に負けてしまうとマリアージュとはいえないですしね。
「純米酒」はお酒だけを飲むのはちょっと苦手という人でも、料理と一緒に味わうことで楽しめるお酒だと思いますよ。
私のおすすめは
天狗舞 山廃仕込 純米酒
越後桜 純米酒
チーズにも意外と合う日本酒
チーズと合わせるお酒というと、ワインやウイスキーなどの洋酒系を思い浮かべる人は多いと思いますが、チーズも意外と合うんです。最近では、居酒屋さんでもチーズの味噌漬けのような「和」を感じさせるおつまみがでていたりしますしね。
白カビ系のカマンベールチーズには「純米酒」、青カビ系のブルーチーズには「長期熟成酒」が合います。
私のおすすめは
純米酒: 天寿 なでしこ純米
長期熟成酒: 独楽蔵 悠(はるか)5年特別純米
日本酒マリアージュを楽しむ選び方とおすすめの組み合わせをまとめると・・・
1.料理の味・香りと日本酒の味・香りを合わせる
2.魚介料理にはすっきりした端麗辛口
3.お肉料理には濃味の純米酒
4.チーズにも日本酒
これが私の日本酒マリアージュを楽しむ選び方とおすすめの組み合わせ3種です!
気になったものがあれば早速試してみてください。おすすめのお酒は少量サイズの扱いがあるものをなるべく選んでみました。
お酒の種類が同じであれば、異なる銘柄のお酒とのマリアージュを試して自分好みの組み合わせを見つけるとたのしくなりますよ。
