2018/05/06

ワイン選びは品種を制すれば、簡単に自分好みのワインと出会えます。
それでは200~300ある品種を覚えていきましょう。
というわけではないです。
赤ワインならまずは5種類、白ワインなら3種類。
これらの特徴と自分の好みはどれか分かれば、だいたいどこででもワインを選ぶのが簡単になります。
というわけで今回は赤ワインを紹介したいと思います。
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キング・オブ・赤ワインのカベルネ・ソーヴィニヨン
世界中で栽培されているカベルネ様は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
濃厚、フルボディ、渋味など、存在自体が主張だらけのブドウですね。
その主張ゆえに他のブドウとのブレンドも多いです。
高級赤ワインにも使用されることも多いですが、時々あれ?というようなカベルネ・ソーヴィニヨンもいるので選ぶ時には要注意ブドウです。
樽熟成されたワインは複雑さを帯びるので、初心者の方よりワインを飲み進めた方にオススメですね。
魅力あふれる女性らしいピノ・ノアール
寒い場所で長い期間をかけて造られるブドウということで、栽培は難しい、生産場所は限られる、まるで高嶺の花のような存在です。
いうなればその華やかさはまるで女王様です。
あのロマネ・コンティもピノ・ノワールから造られています。
カベルネとは異なり、単一で用いられることが圧倒的に多く、早飲みでも熟成ワインとしても優秀なワインです。
渋味はほとんどないですが、酸味があり、「上品」「繊細」なんて表現されたりします。
中立、中庸、バランスのいいメルロー
両極端な2種のブドウを紹介しましたが、まさにその真ん中をいくようなブドウなのがメルローさんです。
渋味、酸味、甘みとその主張は控えめながら、スルスルと飲み口は優しく、ワイン初心者にもオススメの品種ともいえます。
時にカベルネなどの主張の強いブドウを抑える役割として、時に1種類で凛と佇むワインにもなるバランスのとれた品種です。
個性的で元気なイメージのシラー
オーストラリアではシラーズと呼ばれるこの品種、暑さや乾燥にも強いのが特徴です。
南フランスではスパイシーで果実味溢れ、オーストラリアでは香り豊かな濃厚ワインに仕上がるように、とても個性的で広がりのあるワインです。
「濃厚」「スパイシー」「凝縮感のある」などの表現がよく使われます。
スペインの代表格、テンプラニーリョ
スペインの高級ワインにも用いられる品種です。
程よいタンニン(渋味)が感じられ、太陽をいっぱい浴びたブドウは糖度も上がって、とてもジューシーです。
味の濃い料理にも合いますし、その国柄が現れる、明るく陽気な品種といえます。
余裕があれば覚えたい品種
上に書いたテンプラニーリョよりも果実味たっぷりで飲みやすいのが『マルベック』という品種です。
控えめなブドウで他のワインとのブレンドとして使われることが多いです。
それからこちらもブレンドでよく使われるグルナッシュ。スペイン語ではガルナチャと呼ばれています。
ジューシーでありながら、他のブドウを引き立たせる縁の下の力持ち的な存在です。
両方とも、掛け合わせが多いので、これが入っていたら飲みやすくなってるのかな?と思っているといいかもしれませんね。
おまけ
赤ワインは大きく分けて2つ、渋味と酸味で分かれます。
それが渋味の強いボルドー系と酸味の強いブルゴーニュ系です。
ブルゴーニュ系はピノ・ノワールで、ボルドー系はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、テンプラニーリョです。
ボトルでその違いを見ることができるんです。
なで肩ボトルがブルゴーニュ系、いかり型ボトルがボルドー系になります。
ボトルを見る楽しみ方もありますね。
まとめ
ワイン選びのコツは品種からです。
それも5種覚えれば、自分の好みのワインと出会えます。
赤ワインは大きく分けてブルゴーニュ系とボルドー系の2つになります。
ブルゴーニュ系は
- 唯一無二の品種ピノ・ノアール
ボルドー系からは
- 絶対王者的な存在のカベルネ・ソーヴィニヨン
- バランスのよい万能メルロー
- 個性的でスパイシーなシラー
- 程よい渋味と果実味たっぷりのテンプラニーリョ
の4種です。
あなた好みのワインはどれでしょうか。
好みのワインを見つけて、もっと濃厚なモノだとか、もう少し渋味を抑えたものがなど、店員さんとの会話を広げてみることができちゃいます。
一緒に飲みに行った人の好みのワインもセレクトできるようになりますよ。
